「おもしろそう」が原動力、受注生産の司令塔として活躍
生産管理K.R.
特装車事業部
広島工場 製造部 業務課
当時入社11年目
※取材当時の情報
社会に必要とされているものをつくる会社へ
大学院では医工学を専攻し「人間の肌と同等のゴム」を作る研究など、まだ世に確立されていない分野を研究していました。「誰もやっていないこと」「未知のこと」への知的好奇心が私の行動の原点かもしれません。就職活動にあたっては、「社会にないと困るもの」を作りたいとの思いがあり、その製品のトップシェアもしくは唯一無二の会社を希望していました。合同説明会で新明和の事業内容を知り、しっかりと地に足をつけて社会課題に取り組んでいる企業で、事業の幅広さという点でも安定していること。そして特装車事業部の製品はトップシェア、さらに航空機事業部のUS-2型救難飛行艇は世界で4社、国内ではここだけでしか製造していない点で「おもしろそう」だと感じ入社を決めました。
7000台の特装車の受注生産をコントロール
特装車事業部の同期9人は入社時には全員が設計志望で、私も第1志望は設計でした。が、結果は業務課に。そもそも業務課って何をする部署なのかイメージできていなかったのですが、当時の課長の「業務課は工場の司令塔だ」という言葉に惹かれて「おもしろそう!」と感じ第2志望にしました。結果は課長の言葉どおりでしたね。仕事の内容は、特装車の受注業務全般で、納期回答、生産日程の調整、予算管理などすべてを含みます。現在、約7000台の受注残があり、納期は約2年半。1台1台の情報をエクセルデータで管理し、どのタイミングで生産ラインに流すかを決めていきます。営業(受注)と工場(製造)の間に立ってコントロールしないといけないので、全体を俯瞰する「鳥の目」と、現場の細部を見る「蟻の目」の両方が求められる仕事です。ふだん町中を歩いていると「ShinMaywa」ロゴの入った特装車をよく見かけ、トップシェアを実感します。特装車事業部は新明和を支えている支柱であり社会にも役立っているんだなと感じてモチベーションがあがりますね。
現場とのコミュニケーションと新たな指標によって生産効率をアップ
業務課は従来、現場の叩き上げのベテランが就く部署であり、新卒の配属は私が初めてだったんです。入社後3年間は進捗管理を担当していましたが、当初は現場の職人さんたちからの信頼を得るのに苦労する日々が続きました。でも負けたくない一心で、職人さんたちにこちらを向いてもらえるまで挨拶をし続けました。ようやく半年くらいで返事が返ってくるようになり、次第にコミュニケーションがとれるように。現場との信頼関係ができて自分の立てた日程どおりに現場が動いてくれたとき、生産台数が跳ね上がり、「やっぱりこの仕事おもしろいなぁ」と達成感がありましたね。また、これまでは「職人の勘」や「慣習」で動いていた生産現場には明確な生産の指標がありませんでした。私は大学院在学中に、実験→データ取得→分析→考察→発表という課題を3年間、毎週繰り返してきたので、そのスキルを活かして膨大な過去の受注データや部品の状況を分析し、独自の「安全指標」を作成しました。「未知のものを解明してルールを作る」という点で、医工学の研究も現在の生産管理も本質は同じだと気づきましたし、論理的な生産計画を立てることで現場の混乱を防ぎ効率化を図れていることにも、この業務のおもしろさを感じています。
データの積み上げによって生産性を上げ残業を減らせる業務体制に
例えば大規模な生産遅れが発生した際にはなぜ遅れたのか、原因となった部署の設定工数と実際の工数などを調べて調整し対処してきました。また受注割合から翌年度の生産傾向を割り出し、対策しなければいけない事柄を工場全体で共有し生産効率を上げることに役立っています。そうした地道なデータの積み上げと現場の協力、そして各部署のボトルネックを明確にして解決していくことで、さらに生産性を上げて残業を減らすとともに、高利益体質の事業にしていきたいという目標を持っています。