設計S.Y.

パーキングシステム事業部
設計部 機械グループ
当時入社17年目
※取材当時の情報

パーキングシステムという
“でっかい機械”と丸ごと付き合う

入社理由

インターンシップで気づいた自身の課題に対する「成長の確認」がしたくて

高松高専(現香川高専)から長岡技術科学大学へ編入し、機械工学を専攻しました。転機となったのは、大学4年の後期に参加した新明和での長期インターンシップです。配属された航空機事業部で加工技術の基礎研究に取り組む中、US-2型救難飛行艇の飛行試験を間近で見学する機会がありました。海面から飛び立つ姿に「かっこいい! こんな会社で働きたい!」と。一方で、実務を通じて「自分で考えるスキル」が圧倒的に足りないという現実も突きつけられました。そこで、大学院に進んでその課題を克服しようと取り組んできましたが、実際に成長したかどうかを確認したいと思い応募しました。インターン中に社内の雰囲気の良さや福利厚生を知り、安心感を持てていたことも背中を押してくれました。ただ、実際の配属は希望していた航空機事業部ではなく、当時、組織再編で新設されたばかりのパーキングシステム事業部でした。インターン先とは異なる部署への配属に最初は戸惑いましたが、実際に携わってみると、設計から完成後のフォローまで製品全体に関われる完成品メーカーならではの面白さに気づき、今ではこの仕事に大きなやりがいを感じています。

仕事内容

機械式駐車設備「エレパーク®」の主要業務を担当

街の中でよく見かける機械式駐車設備は、以前は車が中に入ってグルグルと観覧車のように回って格納されるものが主流でしたが、音や振動が大きくエネルギーも多く必要という課題がありました。その課題を改善したのが入庫した後エレベータでまっすぐ上に上げて両サイドに格納するエレベータ方式です。当社が1990年に開発した「エレパーク®」は、このエレベータ方式を実現した製品であり、1990年代半ば以降はこの方式が市場の主流となりました。
私が入社したときはその新機種を開発中で、入社後5年間はトライ&エラーを繰り返しながら開発にあたりました。その後7年間は「エレパーク®」をマンションやホテルなど納入先の実物件にアレンジする設計業務をメインに担当し、現在は設計業務をはじめ、製品の認証取得、設計業務の情報整理や合理化への取り組みなど幅広い業務に携わっています。当社の「エレパーク®」は日々進化を続け、スマホでの操作や、ナンバープレート認証による自動出庫準備、EV充電対応など、ソフト面での技術革新が進んでいます。

仕事のやりがい

オンリーワンのアイデアが形になる歓び

高専生って15歳から専門の道に進もうという決断力と行動力がある人、いい意味での変わり者が多い(笑)。設計の仕事では前例やマニュアルのない作業があるので、実習などで手を動かしながら理解し考える経験をしている高専生には向いている気がしますね。私自身、手を動かしながら理解し考えることの大切さは、高専時代の実習経験などで友人たちを見て気付いたもので、(設計開発の現場で)行き詰まりそうになった時の解決策として活きていると感じます。また高専では受講科目を選択できないため、多様な専門科目を受講する必要があり、それが困ったときの「引き出し」となって多面的な解決力に繋がっています。そういった高専生ならではの強みが活きる仕事だからこそ、何もないところから自分のアイデアが形になったときは本当に嬉しいですね。
入社2年目のときに、車を載せるパレットが地震時に浮き上がらないようにする機構の追加で頭を悩ませました。部品を足すには空間が少なく、可動式にすると複雑で高価になるので、強度的に問題のないパレットの一部を切り欠いたうえで部品を足す、既存の延長線上ではない「引く」という発想を得たことで課題をクリアすることができました。また入社8年目には、夏場の熱膨張により部品がズレる問題を解決するため、部材同士をはめ合わせると上下左右に動かなくなるようにしてズレを防ぎ、最後にボルト一本を締めるとその部品が外れないようになる構造を考案。施工が早く、既設、新規物件のどちらでも取付け可能なものができました。過去例のない工夫やアイデアでしたが、ちゃんと製品に反映され、良い反応が得られたことは最大のやりがいとなりました。

これからのキャリアプラン

チームリーダーとしてコミュニケーションしやすい環境づくりを

現在は自分を含む4名のメンバーをまとめるチームリーダーをしています。週に1度、1時間ほどの進捗会議では業務報告や情報共有だけでなく、意識的に雑談も交えて話題を振るようにして、どんなことでも言い出しやすい環境を作るように心がけています。かつて自分が提案したアプローチを先輩たちが取り上げてくれたように、メンバーのアイデアはどんどん採用していきたいですね。そして、困ったときに躊躇なく「助けて」と言える環境を作り、チャレンジしやすいチームにしたい。メンバーからの信頼を得て、頼ってもらえるリーダーになりたいと思っています。