研究開発O.S.
技術開発部
第1グループ
当時入社4年目
※取材当時の情報
日々直面する技術課題をチームで乗り越える喜び
入社理由
見えないところで人々の生活を助けている会社
昔から数学と理科が好きだったため「理数系を伸ばしたい」という思いで高専に進みました。英語も好きで、その高専の電気工学科には全編英語の教科書を使う科目があったことも進路選択の決め手になりました。4年生の卒業研究ではインバウンドが増加している状況を見て「外国語での対応に役立つものを作ろう」と、Raspberry Piという小型コンピュータを使ってカメラに写った文字を自動翻訳するデバイスを製作。5年生では音声をテキスト化して高齢者の会話をサポートするプログラムを作り、ソフトとハードを組み合わせて新しいモノをつくる経験ができました。私が通っていた高専には成長産業技術者教育プログラム(GIEEP)という航空宇宙、医療福祉、ロボットの3分野を対象とした特別カリキュラムがあります。私は人を支える製品や技術に興味があり、医療福祉分野を履修した関係で当初は医療機器メーカーも就職先の候補にあげていました。一方で、新明和工業のように、陰ながら人々の生活を支える企業の存在にも関心を持っていました。祖父が勤めていたこともあり、新明和の名前は幼いころから親しみのあるものでしたが、事業内容を改めて調べてみると、機械式駐車設備をはじめ日常生活のさまざまな場所で社会を支えていることを知りました。表に大きく名前が出るわけではないものの、身近なところで人を支えている会社の姿に魅力を感じ、昔から持っていた「人の役に立ちたい」という自分の思いと合致すると感じたため入社を決めました。
仕事内容
物流の課題を解決する自律走行ロボットのソフト開発
本社の技術開発部では、各事業部と連携した技術開発と、新規事業につながる研究開発を行っています。私は後者の研究開発に携わっており、現在は自律走行ロボット(AMR)を活用した配送システムの開発に取り組んでいます。これは、ドライバー不足に悩む物流業界の「ラストワンマイル問題(荷物を個別の利用者まで届ける最終区間の負担)」を解決するために、荷物を格納するステーションとそこから配達先までの配送を担うロボットを開発するプロジェクトです。私は主にロボットの動きを制御するプログラムを担当していますが、ここで高専時代に学んだプログラミングのスキルを活かしています。開発は日々新しい壁にぶつかるので、その度にプログラムの変更や追加の必要があり、「定型業務」と呼べる仕事はありません。高専では「考え込み過ぎて立ち止まるより、とにかく一度動かしてみよう」というスタンスで学んでいたので、そこで身に付いた積極性と行動力がこの環境で仕事を前に進める大きな力になっています。
仕事のやりがい
一人でプログラムを書きながらも、チームで解決している
プログラムは基本的に自分で考えて手を動かし、書いたものが狙い通りに最後まで動いた瞬間に大きなやりがいを感じます。現在開発している自律走行ロボットは、荷物を格納するステーションと連動して動くため、2つをつなぐプログラムが必要です。ここは私が担当し、まずは1人で実装して動かしながら、原因を切り分けて修正していきました。もちろん1回でうまくいくことはなく、通信のタイミングが合わなかったり、途中でプログラムが止まってしまったり、さまざまなエラーが起こります。エラーが発生した際は、まず自分で原因を探り、仮説を立てて検証しながら解決を試みます。どうしても解決の糸口が見つからない場合は、ロボットやステーション側のプログラムを書いた先輩に相談し、考え方のヒントをいただいたり、一緒に原因を整理したりしながら解決していきます。試行錯誤を重ね、想定通りにロボットが動いたときは嬉しいですね。基本的には個人に任される仕事が多い部署ですが、困ったときには気軽に相談できる先輩がいます。そのため自分のスタイルに合わせて、1人で集中することも、周囲と一緒に開発することもできる環境だと感じています。
これからのキャリアプラン
電気の知識を磨いて、より良い製品開発に貢献したい
入社から3年間、制御を担当する業務に関わってきましたが、次は電気についても学ぼうと考えています。製品の開発には電子部品の配置や接続を考える「回路設計」があり、その後工程として「機械をどのように動かすか」を考える「制御設計」があります。そのため、制御設計の経験も踏まえて、制御に寄り添った回路設計ができる技術者を目指します。高専では電気工学科で電気の基礎知識は学びましたが、実務として回路設計に携わるには、製品に使われる部品の知識をもっと身につける必要があります。将来的には、1人で回路設計や電子部品の選定ができる技術者になり、より優れた製品の開発に貢献したいと考えています。